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ロックの奇妙な冒険

第4部 ダイアモンドは砕けない

(以下、索引=スタンド名。Artists(イタリック)  /*は調査中・欠番)

1
クレイジー・ダイアモンド(2005/10/5)
14
ハーヴェスト(以下、掲載時期検討中)
2
アクア・ネックレス*
15
シンデレラ
3
ザ・ハンド(2005/10/12)
16
ボーイ・II・マン
4
バッド・カンパニー(2005/10/19)
17
アース・ウィンド・アンド・ファイア
5
ザ・ロック*
18
ハイウェイ・スター
6
エコーズ/act1,2,3(2005/10/26,11/15,11/16)
19
ストレイ・キャット
7
サーフィス*
20
スーパーフライ
8
ラヴ・デラックス(2005/11/17)
21
エニグマ
9
パール・ジャム(2005/12/3)
22
チープ・トリック
10
レッド・ホット・チリ・ペッパー(2005/12/12)
23
アトム・ハート・ファーザー
11
アクトン・ベイビー(2005/12/23)
24
キラー・クイーン
12
ヘヴンズ・ドアー(2005/12/25)
25
シアーハートアタック
13
ラット(2005/12/)
26
バイツァ・ダスト

#1(2005/10/5up)

クレイジー・ダイアモンド
 Pink Floyd(ピンクフロイド,UK)による1975年のアルバム、"WISH YOU WERE HERE"の中の"SHINE ON YOU CRAZY DIAMOND"。1973年に発表されて以来15年間連続ビルボード20位以内を記録し、超新星爆発並みに売れたアルバム"THE DARK SIDE OF THE MOON"とは対照的な作品(らしい)。今回は残念ながらアルバム"WISH YOU WERE HERE"を入手することが出来なかったため、1981年11月発売のアルバム、"COLLECTION OF GREAT DANCE SONGS,A"版。
 アルバムは全体にダークな曲調で、「ダンス・ソング」とは言っても"愉快な感じでのダンス"はまず不可能。この曲については10分を越える大作で、ボーカルが入るのは6分を越えてからだ。
 しかし、ゆらゆらしつつもこじんまりとはしておらず、壮大なゆらゆら感がひじょーにカッコいい。夜に聴くべしな曲。ちなみに"WISH YOU WERE HERE"は心にしみる名曲でした。
チェックしたい他の作品:"THE DARK SIDE OF THE MOON"
メモ:レーベル、HARVEST。
   ちなみにPinkFloydはかなり頻繁に楽器を盗難されてる。お茶目すぎる。
PinkFloyd
アーティスト公式HP
東芝EMI公式HP
WISH YOU WERE HERE
(入手不可)
SHINE ON YOU CRAZY DIAMOND(part1&2)
COLLECTION OF GREAT DANCE SONGS, A
900yen
SHINE ON YOU CRAZY DIAMOND

#3(2005/10/12up)

ザ・ハンド
 その名もTHE BAND。ものすごい数が検索にヒットしてしまうため、Net時代のこのご時世、ネーミングにかなりの時代錯誤感のあるアーティストだが、作品数・質が半端じゃない伝説的なカントリー・ロックバンドだ。

 Bob Dylanのバックバンドとして有名な彼らだけれども、今回聴いてみて、その曲の完成度の高さに仰天した。ギャーギャー騒ぐことなく、大人に音楽を楽しんでいる。いや、楽しんでいらっしゃる。良い意味でとっても渋い(渋知!)

 曲調は概ねおとなしく、夕暮れの田園て感じだがアルバムとして非常に出来がいい! 最高!

 今回は"GREATEST HITS"を購入したのだが、居ても立ってもいられずSecond Album"THE BAND"も買ってしまった。いつまでも聴いていられる、たまに聴いたら泣く名盤だと思う!
チェックしたい他の作品:映画「ラスト・ワルツ」。監督、マーティン・スコセッシ!
メモ:「ラスト・ワルツ」はラスト・ライブとインタヴューの構成。見たい〜! 誰か買ってGive
THE BAND
アーティスト公式HP
THE BAND
1500円(Music Sotre)
GREATEST HITS
1500円(Music Store)

#4(2005/10/19up)

バッド・カンパニー
 BAD COMPANY。いやぁ、この企画、個人的には大成功っすよ。だって毎回すばらしいアルバムを聴けるんだもの。今回は2005年からQueenに加入しているPaul Rodgersが率いてたBad Companyのデビューアルバムっす! 1974年、これも伝説CD!
 そもそもBad CompanyとかFreeって、失礼ながらどのくらいの知名度があるかわからないんですけど、僕は知りませんでした。
 楽曲ですが、もちろんしっかりしたロックですが、現代の時点で聴くとですね、ミドルテンポの曲調がとっても落ち着きます。ハードロックとも違う、こういうのをルーツロックと言うんでしょうか。ハードロックって中学生が部屋でヘッドフォンで聴くイメージ(「良い意味」でのステレオタイプ)があるんですが、一方のルーツ・ロックって(これがそれだとしたら)、自分が喫茶店のマスターになったらかけたいCD、暫定1位だぜ!

  (毎回わかりにくいレビューですいません)

 曲は、"Don't Let Me Down"なんかも良いですがアルバムタイトルの"Bad Company"は本当に

カッコいい! こんなワルイ会社で働きたい! どうやら、「'60年代後半のブルース・ブーム(英)をハードロックに仕立て上げたヤツら」ってのが「第4部」ぽいっすねぇ。次回はお待ちかね、エコーズact1・2・3の登場だよ! お楽しみに!
関係がありそうで全くない作品:9days(アンソニー・ホプキン好きの方はどうぞ)
メモ:Deep PurpleとかLed Zeppelinとか、Biographyに普通に出てくるとこがすごいというか、時代。
もちろん、4部にかかせないQueenは、予言のように2005年Bad Companyとリンクしたのですね!!
THE BAD COMPANY
公式ホーム

#6-1(2005/10/26up)

エコーズact1
 出ました。Pink Floyd「Meddle」6曲目の超大作、"Echoes"。ちなみにベストのタイトルにもなっています。どの辺が大作かというと、まず長さ。23分28秒。「1曲」ですからね? これを長さで越える曲、僕はZeppelinの"Dazed And Confused"しか持ってません。

 潜水艦のソナー音から入って夜明け前的な叙情を漂わせておきながら、海上に静かに顔を出すと遠くにギターが姿を現し、徐々に盛り上がりつつもあくまで静かに「オペラ座の怪人」っぽくなって、緊張感のあるドラムスが底で主張し続けるなか遠巻きにギターが鳴いており、ちょっとR&B系に傾きながら時々ヴォーカル、みたいな。半分くらいでなんか生暖かい風が吹いてきて遠〜くでキヤァーー(ギター)みたいな。わかるかな〜?

 わかんないよね、「みたいな」ばっかりだもん。

 ド素人の僕が言うのとても気が引けますけども、スゴイと感じるのは23分飽きさせないとこ、ですね。23分だよ? いや、「長いなぁ」とは感じますが、ちゃんと聞きいっているのにこれだけ緊張感があって聴けるというのはスゴイことなんじゃないかなぁ〜

な〜んて思ってると、時々ヴォーカル、みたいな

 実は"Echos(エコーズ)"って名前はべらぼうに多く至る所にあるんです。MusicStoreだけで158曲Hit。

 そこで、この企画ではジョジョに合わせて3曲を厳選してみました。とっても"Meddle"ですよね!!(T-T)

チェックした他の長い作品:Led Zeppelin「How The West Was Win」ていう伝説のライブアルバムには、20分前後の曲が3曲入っています。テンション的に疲弊しますので眠れないアナタにお勧め☆
メモ:アルバム名「Meddle」は、「おせっかい」て意味。/ジャケットを逆に見ると鼻みたい。
PinkFloyd
アーティスト公式HP
東芝EMI公式HP
Meddle
900円
Echoes

 


#6-2(2005/11/15up)
エコーズact2
 芥川賞受賞作家、辻仁成。彼が結成し、1991年に解散したバンド、エコーズ。ちなみに僕は辻さんについては(作家さんてのはもちろん、バンドもやってたってのは知ってたけど)「みぽりんの旦那」くらいの知識しかありませんでした。

 今回は、ボーカル辻仁成が選曲&プロデュースをし、マイケルツィマリングのサウンドプロデュースによる2000年発表の初ベストを聴いた。 フジテレビ系ドラマ「愛をください」の主題歌「ZOO」が有名らしい。当時、相当マニアックな存在だったと思うけど、普通にロックですね。

 前回紹介したPinkFloydや、ニューヨークパンクの雄、TeleVisionに傾倒したというだけあり、オルタナ意識な頑張ってる風が漂っています。

当時の日本のメジャーバンドに比べると曲調も"古い"とは感じないし、バタ臭くはあるけど素敵なバンドだと感じる。ただ、個人的にはあれだなぁ。歌詞がやや不満ですね。もっと詩的だったらいいのに。偶然に結成秘話を知ったので次回はそれで。
チェックしたい作品:テレビジョンの"マーキー・ムーン"/ラモーンズの"ラモーンズマニア"
メモ:(なんか画像荒くてすいません。)っていうか、アルバム名、なんとかならなかったのかよ。
エコーズ:
アーティスト公式HP
BEST OF BEST
2100円

 


#6-3(2005/11/16up)
エコーズact3
 星の数ほどある「エコーズ」の中で"PinkFloyd"と"エコーズ"をセレクトしたのには理由がありました。僕は三十路近くになっても教科書を見る機会が多いのですが、今年秋、第一学習社というところの「新編国語総合」て教科書を読んでいて愕然としたんです。

    < プライド  辻仁成 >

 始めは「ふぅん・・・若い人の小説もたくさん載ってんのね」てな感じで読み始めたんですけれども、この小説、"エコーズ"の結成秘話的な内容で、アマチュア根性を脱却しバンドとして成長するため、へたくそなメンバーを切らねばならない状況にあった際の心境がかなり感傷的に描かれてます。

 で、この小説の中で、PinkFloydの名前が出てきていて、自分としてはかなりツボだったわけ。

 小説は、次のように締められています。この後、「エコーズ」は知る人ぞ知るバンドになっていったが、その切られたメンバーは世に知られることはないだろう、と。つまり、ビートルズのような超有名バンドになったわけではないため、彼は日本の「スチュワート・サトクリフ」には

なりえずに埋もれてしまうだけだ、ということなのでしょう。とっても青春っすよね! でも・・・えっと、別にいいんですけども、「それ、自分で書いちゃうってどうなのよ?」ってのがこだまのように響く小説でもあります。「エコーズ」だけに。

 てことで、まさかのダジャレオチ。

チェックしたい他の掲載作品:芥川龍之介「羅生門」、韓非子「五十歩百歩」など。
メモ:映画「Back Beat」。既に懐かしいっす。
第一学習社:
公式ホーム

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