カテゴリ:音楽 > 目次 > ジョジョ第4部


#8(2005/11/17up)

ラブ・デラックス
 Sade。「サド」ではなく、「シャーデー」。Marquis de Sade(マルキ・ド・サド)を思い浮かべたそこのあなた。今日から精進料理を食べて思いつく限りの善行をし、一日も早く悔い改めなさい。丸木・℃・佐渡と変換した僕のパソコン、僕より面白いネタを作るのを即刻やめてください。

 前置きが長くなりましたが、Sadeによる4枚目のアルバム、"LOVE DELUXE"。この企画をやってなかったらおそらく手に取ることさえ無かったであろう、僕にとってはオシャレすぎる1枚っす。僕、Jazzは何もわかりませんが、かなり「ジャジー」。それでいてポップ。なおかつ素敵ボイスな、オシャレな作りになってます。系統は違うけど、最近のJ-Popで言うと"Band Apart"みたいな志向性があると思いますね。。。

 ちょっと調べてみた所、Sadeとはジャケットのシャーデー・アデュを中心にした4人組を指すそうで、なんと20年近くのキャリアがあるらしい(何才だよ)。ということは、むしろJ-Popが真似をしているぅぅう!!!!ゴゴゴ

 ・・・でもこれって、かなり使い古された言い草ですよね。「真似」とかどうでもいい。イイと思ったものを取り入れる。それが出来ない閉塞的な性質って、ダメな意味で子供だと思うな。

 このアルバムの中では個人的には「Like A Tatoo」が好きですね。「タトゥーのように」。色々膨らませられそうでしょ。

 けど、どうやらお時間が来たようです。

チェックしたいけどたぶんしない他の作品:t.A.T.u "All about us"
メモ:シャーデー・アデュは1969年ナイジェリア生まれ。「明るくてグラマラス」。
   僕は個人的に、t.A.T.uよりこっちの方がタイプです。(←誰も訊いてない)
Sade | the official home page
love deluxe
$7.23

#9(2005/12/3up)
パール・ジャム
 Nirvanaと並び、世界中にグランジ/オルタナ・ロックの1大ブームを巻き起こしたPearl Jam
 そしてPerl Jamといえば、世界中で1千万枚売れた『TEN』まで届け。いや、ほぼ晴天「聖典」並みのアルバムです。・・・ホントだってば。

 さて、今回はちょっと趣向を変えて、「グランジ」「オルタナティブ」という用語(ジャンル)についてお勉強してみたので、これについて。

 もともとグランジ【Grunge】とは、 70年代にヘビメタのサウンドとパンクの反社会的歌詞などが融合されたもの。しかしその反体制的で攻撃的なスタイルは、90年代のNirvanaによって、よりキャッチーでポップなモノに変革されます。
 一方、オルタナ【Alternative】は、80年代の商業的音楽業界に対する反発として、アメリカのアングラ(インディーズ)で成熟して行った音楽を指します。

 だから、オルタナ的な要素を巻き込んだ「グランジ革命」は、ポップとは出自上思想が違うわけですが、もちろん聴かれる/聴かれないという話とは別。全く関係ないですが、近年のJ-Pop(とひとくくりにされるジャンル)にも、そういった様相があっておもしろい。

 でも、日本の場合これぞ「パンク」っての、なかなか難しいような気がするのは僕だけでしょうか。尾崎? よく聴きますけど、反体制というより「学校」だしな。ポップな子供じゃん、と思ってしまう。矢沢さんはロックンロールだしな。ブルーハーツ? ……ブルーハーツだったのかな。けど、なんとなくだけど、中年まで反体制っていう人がかなり少ないと思うんですよね。あ……「魂」? グループ魂……なの? 紅白(2005)出ますけど?

 誰か教えてください。

チェックして欲しい他のアーティスト:GreenDay, Nirvana
Perl Jam

#10(2005/12/12up)
レッド・ホット・チリ・ペッパー
 #10,11,12は超有名バンドが続きます。「第一弾」は、Red Hot Chili Peppers。知らない人はいません。曲を聴いたことがなくてもバンド名は知ってる。ていうかどっかできっと聴いてる。都道府県でいうと東京や埼玉並み。埼京「最強のバンド」と呼ばれてんだYO!(←イタすぎ)

 レッチリの"最強"たるゆえんはどこにあるか。

 彼らは、ライブがかなり全裸だったり、グラミー賞授賞式がひどくゲイシャだったりするんですが、元祖ミクスチャーバンドであること(いろんな音楽ジャンルを混ぜてった)と、メロディアスな曲にあると思います。

 あまりJoJoの話はしないようにしているのですが、美しい旋律のロックバンド名が好まれ、使用されていると感じます。

 このベスト版では、"By The Way" や "Californication" 、"Save The Population"
(すべて、翻訳しちゃダメ)など、もちろん

 かっこいいんですが、まず非常に「聴きやすい」。そして「印象に残る」。ベスト盤と言えばそれまでですが、重要なことでしょう。ただ単に脱げばいいといいものではなく、それを20年以上続けていることが大事なんだと思います。てことで、頑張れ峰田!!
チェックしなければならない他の作品:Blood Sugar Sex Magik(アルバム)
メモ:「スライがビートルズのファンクなら、ファンカはストーンズのファンクだ」Parliament-Funkadelic(P-ファンク)The ParliamentFunkadelic
Red Hot Chili Peppers
アーティスト公式HP / ワーナージャパン公式
Greatest Hits
持ってた。0yen.

#11(2005/12/23up)
アクトン・ベイビー
 UKロックにまたとないバンド、U2、7thアルバム"Achtung Baby"。 全英1位、全米1位、グラミー賞最優秀ロック・グループ受賞作です。「気をつけろ/気楽にな」て意味。U2といえば最近はiPodのCMなんかによく出てらっしゃいます。

 これまで、「僕の初U2は"Now1"(なうわん)の中の"I can't stop falling in love with you"だよな〜」と思ってたんですが、歌っていたのはUB40の間違いでした。。。情けないやら恥ずかしいやら

 高校の時、ジョディーって留学生が来ていて、彼女は僕らの水泳部に入ったんですけども、ジョディーは僕らが部活やってる横でNow1を聴きまくり、「伝説のチャンピオン」を一人でエンドレスで歌いまくり、あげくの果てにデッキブラシを持って走り回って爆笑しており(毎日)、白人てキチ素敵な人が多いのかなと感じたんですが、一切関係無いです、このエピソード。

 そんなわけで、1991年に発表されたこのアルバム、僕にとっては初めてのU2なわけですが、非常によかった。当時は方向転換的な音楽性だったらしく、ダンサブルな曲調に賛否両論あったようですが、個人的な感想を言うと、「ベスト盤じゃないの? コレ?」でした。

 以降"ZOOROPA"、"POP"と続く「シンセポップ三部作」の第一作って位置づけです。ボノの声がすっごく魅力的で、"One"もいいんですけど、"Until The End Of The World"なんか格好良すぎて泣けてきます。

 この三部作はいずれ聴くことになると思うので、まずは初期三部作から、超一流への中期三部作、つまり"Achtung Baby"に至るまでを聴きたいと思ってます。……えっと、今回は全然レビューになってない気がするのですが、良いものは良いってことでよろしくお願いします。

チェックしなければならない他の作品:
初期三部作:"BOY","October","WAR"
中期三部作:"The Unforgettable Fire","The Joshua Tree","Rattle and Hum"
メモ:10曲目の"Ultraviolet"(≒すんげぇ紫)は、スピッツみたいです。
U2
アーティスト公式HP / UNIVERSAL公式HP
Achtung Baby
" ー"
レンタル

#12(2005/12/25up)
ヘヴンズ・ドアー
 BobDylanの登場です。(感涙)
 レビュー書く前から泣いていますが、このベスト盤(1997)まで僕はDylanを知りませんでした。大学2年の時っすね。「店で一番安いアコギ」を買った年です。(今も合宿で大活躍)もう細かいこと忘れちまいましたが、「これは聴いとかないとダメだ! 生まれてきた意味が無いぜよ!」と思ったんでしょう。洋楽を聴かなかった僕がCDを買いあさった形跡があります。
 "BobDylan","Desire","Blond on Blond"など、あさればアルバムが出てきますね。ちょっと恥ずかしいですけど「もしかして僕、Dylanからアコギを始めたのか……」と今回思い知らされました。なんていうか、「パンクとか聴いてる場合かっ」と思いました。(特技:過去の全否定)

 "Kockin on the Heavens Door"は、映画「ビリー・ザ・キッド」のサントラが初出らしいです。超がつくほど「反戦」です。

 Dylanの魅力というのは語り尽くせないでしょうけれども、僕にとっては、声やスタイルやメッセージ性よりも、文学的なポエティックな歌詞、その詩情を措いて他に無いです。僕は日本語好きですけど、Dylanのようなアーティストの言葉をネイティブで聴きたかったって気持ちはありますね。

日本人でよかった!ってのは歌手で言うと……「さだ」? 「みゆき」?いや、ちょっと違ったような。ともかくそんな感じです。「Bob Dylan知らない」ってのは、実際音楽に興味のない方だと思うんですけど、僕にとって興味のない分野で、このレベルですごいのってすごい数あるんだろうなぁと思います。それってちょっと惜しい。好奇心はいつまでも持ってたいです。あの、アコギを始めた頃のように。

【追記】The Bandは、BobDylanのバックバンドだったよね。

「買って損は無い、ていうか、生きてるうち視聴しないヤツってバカ」レベルの他の作品:
    The Best of Bob Dylan2 / Don't Look Back(PV) / No Direction Home(movie)
メモ:なんか、おじいさんみたいなレビューになってしまって申し訳ないです。しんみりしてしまい。
Bob Dylan
アーティスト公式HP / SME公式HP
The Best of Bob Dylan
" Kockin on the Heavens Door"
持ってた